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平成26年度 井上隆信研究室 研究テーマ |
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三河湾流域からの栄養塩流出負荷 三河湾は依然富栄養化状態であり、その改善が望まれています。栄養塩の流出源として工場等の点源だけではなく、森林や農地等の面源からの流出の重要性が指摘されています。本研究では、三河湾流域を対象に面源からの流出負荷量と流出特性を、降雨時を含めた実測調査を中心にして明らかにします。 |
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栄養塩流出モデルの開発 流域からの栄養塩の流出負荷量の評価に関して、実測調査だけでは、限られたデータしか得られません。そのため、コンパートメントモデルを用いて栄養塩流出モデルを作成し、このモデルを用いることで、流域から流出する栄養塩の濃度変化、年間の流出負荷量を明らかにします。 |
3 |
懸濁態リンの藻類利用可能性 富栄養化の要因物質として、窒素とリンが規制対象となっています。このうち、リンは溶存態ではなく懸濁態の形態で流出する割合が高くなっています。本研究では、この懸濁態リンを対象として、化学的な抽出手法と藻類培養実験を用い、懸濁態リン藻類利用可能性を明らかにします。 |
4 |
水銀による環境汚染の実態 〜インドネシア・カンボジア等を対象として 近年、環境中への水銀の蓄積・汚染の問題が世界的に注目されています。金採掘活動によって河川水などへの水銀汚染が懸念されるインドネシアや我が国の河川などを対象として、水や底泥、魚、ヒトに含まれる水銀量等を調査し、水銀汚染の実態を明らかにします。 |